陶芸作家増田光さんのティーポットと、愉快なお手紙と贈り物を3ヶ月間に渡ってお届けした企画「ティーポットさんへのお届け物 」
旅好きなポットさんがようやくおうちに帰ってきたところから始まる物語。
旅先で出会った優しい人たちがポットさんのためにお届け物をしてくれました。
ジェントルマンの国からのお届け物
拝啓ティーポット殿
マロニエ通りで君を見たときは仰天したよ。
ポットの中に溢れんばかりの雨を入れたずぶ濡れの君がいたからね。
お気に入りのベレー帽に毬栗を集めていたら破れてしまったというじゃないか。
(雨が多いこの国で帽子を被らないなんて考えられない!)
急いで我が家に招いて、君に熱々のお湯を注いで紅茶で温まっている間、
私はベレー帽の穴が目立たないように君の好きな色のチョボを付けておいたよ。
君は紅茶を飲み終わると、すぐさま次の国へと旅立ってしまった。我が家に大切な忘れ物を残してね…
まあ、家族とこの紅茶を飲んで少し落ち着きなさい。
追伸:食いしん坊が必死になって集めていたのは毬栗ではなく苦くて食べられやしないマロニエの実だよ
マロニエ通り3番地 男爵より
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お届け物
・TEALABO.t ブレンドティー
・ティーポット推進協会会員証
・お手紙
お届け時期 2020年9月
あとがき
ジェントルマンの国はイギリスをイメージしました。
ボヨンとしたお腹、桃色のほっぺ。
見るからに(?)おっちょこちょいそうな愛くるしいお顔の君を優しいジェントルマンが助けてくれます。
ここで落とした会員証でポットさんがティーポット推進協会の会員ということがわかります。
つづく